「メディカル探索者のブログ」をご覧いただき、ありがとうございます。
このブログは「薬」をテーマにお送りいたします。
私は「メディカルライター」という仕事をしており、ほぼ毎日のように薬に関する本を読んだり、論文を読んだり、臨床試験などのデータをみたりしながら原稿を書いています。
ここでは、その中で得たことを順次掲載していきたいと思います。
まず、「論文」、「データ」などと聞くと、難しいことばかり書いてあるのでは?
と思われるかもしれませんが、薬を専門としていない一般の方にもお役に立てる内容も掲載していきたいと思います。
そのため、各記事のタイトルに難易度(専門性の高さ)を示す★を記載しています。
★:一般向け
★★:薬剤師の方や製薬企業のMRの方など向け
★★★以上:さらに専門的な内容
一方で、薬を専門とされている方には、どの程度専門的な内容?と思われるかと思います。
私が扱う内容は、専門性を★1つ(易)~★5つ(難)程度に分けた場合、2~3くらいの内容が多くなるかと思います。
2のレベルとしては、例えば臨床試験の論文を読み進めていくための基本的な事項、程度のレベルかと思います。一方3のレベルとしては、込み入った作用機序の話(例えば非臨床の実験データを基にした説明)などになるかと思います
(学生のときに、生化学の実験をしていたこともあり、非臨床の部分はより深いところまで説明できるかと思います)
それでは、本ブログをよろしくお願いします。
(なるべく多くの方にみていたたきたいので、周りの方にもこのブログをお知らせいただければ有り難いです)
以下、一般の方向けに補足します。
<一般の方へ>
各記事のタイトルに★をつけていますが、★1つの文書を中心に読んでいただけるとよいかと思います。
このブログでは、書籍などで書かれているような基本的な病気の説明や、薬の説明はほとんど掲載しません。
書籍で書かれている基本的な説明とは?
例えば、「●●病」という病気と治療法について知りたいと思って本を買ってきたとします。
そこでは、大体次のような流れで内容が書かれています。
~一般的な病気についての本~
●その病気を持っている人はどれくらいいるの? 遺伝するものなの?…疫学と言います
●一般的な症状
●病気の診断方法(症状を基にした重症度の判定、各検査…血液検査や尿検査の測定項目・診断基準やX線・MRIなどの画像診断)
●病気の治療方法(食事や運動など生活習慣で改善する方法、薬を使う方法、手術など外科的方法、リハビリ など)
●医療費や利用可能な助成制度など
どのような流れで本が書かれているかを知っておくことは、病気や薬を理解するうえで非常に大切なことですので、ブログで触れることもありますが、本に書かれているようなことは、本を買ってもらえば済むことですので、このブログではあえて紹介しません。
(本の紹介はすると思います)
このブログでの一般の方向け記事(★1つ)では、薬の効果や副作用について、皆様自身で判断できるようになる、ということを身に付けていただけることを一つの目標にしたいと思います。
簡単に説明しますと、●●病にこの薬は効くの?、お医者さんに薬を処方してもらったけどどの程度効くの? など不安にもたれることがあるかと思います。
ただ、一般向けの本では「●●病に使用される薬の一覧」など掲載されていたりしますが、どの薬がどの程度効くかなんて、具体的には書かれていません。
一方で、専門的な本では、書いてあることが難しすぎてよく分からない、と感じますし、実際には専門書であってもどの薬がどの程度効くかなんて、事細かに全て書かれていません。
それでは、どのように判断していけばよいのでしょうか?
薬というのは、各製薬会社が臨床試験を行い、その結果に基づいて国で承認され、販売・使用されるようになります。
この事実を踏まえると、製薬企業が行った臨床試験のデータが効く・効かないを判断するためのほぼ全ての材料ということになります。
※「ほぼ全て」と記載したのは、実際には市販後に行われる調査や研究などもあるためです。
ということで、臨床試験の結果をある程度読み解くことができれば、ある薬がどの程度効くのかの「感触」を持つことができます。
なお、薬が承認されたときの試験データというのは、無料で入手することができます。
(ただ、気になる病気があるのであれば、簡単な本を1冊読んでおくべきかとは思いますので、その投資は必要かもしれません)
本ブログでは、その方法を含めて紹介していきたいと思います。
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